サヴァン症候群の研修医の湊が、いろいろな偏見を感じながらも、自分の未知なる力を病院という組織の中で発揮していくストーリー。
今回は、湊を理解しようとしてくれている医師の夏美が新たな事件と向き合っていく。
グッドドクターの第3話のネタバレはこちら。
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「グッドドクター」の第3話のあらすじ。ネタバレで紹介

朝、元気に出かけていく6歳の女の子、市川美結(竹野谷咲)。
ところが、突然、腹痛を訴え、救急車が到着する。しかし、受け入れ先が見つからず救急車は搬送する事が出来ない。

小児科の病室。患者の石山舞(中島琴音)は、担当医の瀬戸夏美(上野樹里)に、お願い事をしていた。
来週の手術は中止してほしいという舞。手術に対しての恐怖心を訴える舞に、考え込む夏美だった。

研修医の新堂湊(山崎賢人)が病院のガイドラインを破ってしまったことへの責任を受けた、医師の高山誠司(藤木直人)。
自宅で謹慎している高山に、理事長の東郷美智(中村ゆり)は、久しぶりに二人で過ごせることを喜ぶが、高山は心ここにあらず。

高山がいない事で、小児科は大忙し。みんなが食事も取れずに働いている側で、おにぎりを頬張る湊。
マイペースな湊に苛立ちながらも、高山の不在を不安視する研修医たち。

手術を怖がる舞に、あるものを手渡す夏美。
それは、まいちゃんが元気になるためにという、夏美の思いが込められた手作りの絵本だった。

そこへ、すでに発症から4時間が経過し、重篤な状態になり、多くの病院が受け付けてくれない中、
美結は、東郷記念病院へ運ばれてきた。
検査の結果、美結は、イレウス(腸閉塞)を起こしており、腸の一部が壊死し始めていた。
必死で、美結の症状を分析して伝え、緊急手術が必要だと訴える湊。

慌ただしく処置する中、小児外科長、間宮啓介(戸次重幸)は、手術をせず、違う病院へ回せと、転院を指示する。
手遅れになる可能性が高く、病院の名に傷がつくという。

しかし、夏美は、
「私が、手術をします。苦しんでいる患者を見捨てられない。そんな医者にはなりたくありません」
と、自らが執刀し、手術を行うという。
間宮は、そんな難しい手術を、初めて執刀する夏美にできるわけがないという。
責任は全て自分で取ると、夏美は手術にむかう。
病院からの連絡を受けた高山は、夏美が執刀すると聞き急いで病院へ向かう。
間宮が最後の警告を行うも、夏美は手術を開始する。

手術の途中、腸間膜動が破裂していることが発覚。
諦めてはいけないという湊。
そして、夏美が、破裂していた部分を縫合し、壊死した部位を切除しようとした時、美結ちゃんが危険です、波形異常がありました、と叫ぶ湊。
その後、美結の容態は急変し、心臓マッサージを繰り返す夏美。
しかし、美結の心臓は停止してしまう。それでも、マッサージを続ける夏美に、駆けつけた高山は、もうやめろと静止する。

オペ室の外で、心配して待っていた父親の英雄(高橋洋)と母親の詩織(前田亜希)は、説明に現れた夏美の元へ駆け寄る。

最善をを尽くしたが、助けられなかったことを告げる夏美に、泣き崩れる詩織。
英雄は、夏美を罵倒し、摑みかかる。止めに入った間宮が、この病院に着いた時には、もう手遅れだった事を伝えるが、納得できない英雄は、夏美に対し、「お前が美結を殺したんだ。美結を殺したお前を許さない」と泣き叫ぶのだった。

真っ暗なオペ室で、一人、手術の練習をしながら、美結を救えなかった事に涙する湊。
控え室で、湊は何かを塗っていた。何をしているのかと聞く高山に、処置の際に切り裂かれた美結の服を縫っているという。
天国で着られるように直しています、という湊に、あの子は亡くなった、そんな事をしても意味はないという高山。意味はあります、という湊。

そんな湊に、高山は、医者として何もできなかった自分を慰めたいだけだ、という。直したら美結の両親に渡すという湊に、
「どんなに後悔したとしても時間は戻らない。医者なら、何としてもその時、その命を救わなくてはならない。それ以外に出来ることは何もないんだ。」と言う。

それでも湊は、美結に服を届けたいという。
それを聞いた高山は、医者の自覚がないと、今後オペ室へ入るなと言い、出ていく。

霊安室で、亡くなった美結を抱きしめ、すがるように涙する両親。
それを外で聞きながら、美結の服から何かを見つける湊。
それは、10という数字が書かれた小さなひまわりのシールだった。
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高山は、院長の、司賀明(柄本明)に、謝罪する。
誰のせいでもなく、これが小児科の現実だと語る司賀。
そして、理事会に高山の謹慎を解くように掛け合ったという。そこで、今後の夏美のフォローを頼まれる高山。

舞の病室で診察を終えた夏美に、手術をしてもいいという舞。
夏美の絵本で心を動かされた舞は、自分の手術は夏美にしてほしいと告げる。
自分を元気にしてくれると、信頼する舞に対して、頷きながらも複雑な表情の夏美。

そんなところへ、応急処置室から追い出される湊。
スタッフに謝る夏美に、美結の落し物を探していたという湊。
いつもと変わらない夏美に、湊は、どうしていつも通りに仕事ができるのかと問う。

夏美は、医者が悲しんだところで、美結ちゃんは帰ってこない、私はあの子に何もしてあげられなかった、と感情が溢れ出す。
救おうとした、という湊。しかし、夏美は、助けなければ意味がないと涙し、湊にも謝り去っていく。

そんな中、病院へ、美結の両親が弁護士とともに訪れ、夏美に医療ミスがあったのではないかという。
理由として、夏美が執刀の経験がなかったという事で、まともな処置ができたか信じられないというのだった。
母の詩織は、美結との幸せな毎日を語り、今でも美結が亡くなったことが夢のようだという。

病院のロビーを支えながら出ていく両親を見つけた湊は、美結の忘れ物を届けようとするが、
看護師の樋口太郎(浜野謙太)に止められてしまう。

一方、理事長の美智に呼び出され、最近のあなたの行動は目に余ると忠告を受ける夏美。
そこにいた副院長の、猪口龍之介(板尾創路)にも、責任は個人にある、病院は守れないと言い放つのだった。

落ち込む夏美に、舞の手術を夏美に担当しろという高山。
驚き、自信のない夏美に対し、そのぐらいの覚悟しかないのなら、執刀なんかするな、さっさとやめろと厳しい言葉を投げつけ去る。

ある車の車内。そこには、猪口と間宮がいた。
猪口は、将来的に小児外科は無くなる、生き残るには自分にお力添えを、と間宮にいう。

どうしても、美結の忘れ物を届けたい湊は、美結の家を訪れる。断られても何度もインターフォンを押す湊。近くの公園で、座り込み待っている湊を、詩織は気にかけていた。
翌朝、窓から覗く詩織。そこには、昨日と同じ場所に座っている湊にいた。
たまらず、外へ出てきた詩織に、湊は紙袋を手渡す。その中身を見た詩織は泣き崩れる。
そこへ、英雄が慌てて飛び出してくる。これ以上苦しめて何が楽しいんだ、と湊を突き飛ばす。
それを詩織は止めに入り、紙袋に入っていた美結の忘れ物の思い出を涙ながらに語り出す。
美結ちゃんはとても偉いです、頑張り屋さんです、という湊に、傷ついていた心が癒されていく詩織だった。

その後、美結の自宅を訪れたことを叱られる湊。そこへ、英雄が夏美を訪ねてくる。
小児科の子供たちを見ながら、こんなに病気と戦っている子がいるんですね、と話し始める英雄。
自分にとってたった一人の娘でも、病院にとっては大勢の中の一人にしか過ぎないと、たらい回しにされた時にそう感じたという英雄。

でも、湊が届けた荷物の中を見た詩織は、美結の服の中からカードを見つけ泣き崩れる。
美結が大切そうにずっと持っていたことから、バラバラになっていたカードを拾い、大切につなぎ合わせていた湊だった。
詩織は朝が苦手だった美結が、がんばれるように作ったのが、このカードだったという。
ご褒美に10個集めたらスイカと、それぞれにご褒美が書いてあるカードに、亡くなったその日、ちょうど10個のひまわりシールが貼られていた。美結ちゃんは偉いです、頑張り屋さんです、と詩織に告げる湊。
泣きながらも、美結のがんばりを認めながら、自らも穏やかな気持ちになった詩織だった。

英雄は、詩織がカードを見た時に、美結が少しだけ帰って来てくれた気がすると言っていたと涙ながらに言う。
美結を失った悲しみは一生消えないが、湊の思いに少しだけ救われたと語る英雄。
そして、何よりも、誰も美結に対して真摯に向き合いもしてくれなかった中で、唯一、夏美だけが、最後まで美結を救おうとしてくれたと、感謝する。

あの日、美結にとってのお医者さんは夏美だけだったと、ありがとうございましたと頭を下げる英雄。こらえきれず泣き出す夏美。そして、夏美も英雄に深く頭を下げるのだった。

夏美は、高山に、舞の執刀医を申し出る。翌日、夏美は、舞の手術を成功させる。
病院の屋上には湊がいた。そこへ、アイスを持った夏美が現れ、湊と一緒に食べる。
舞ちゃんを直してくれてありがとうという湊に、
「私こそありがとう。美結ちゃんの大切なものを直してくれて」という夏美。
湊は、また美結のような子供が来たら、同じように怒られても手術をするかとたずねる。
夏美は、迷わずそうすると答える。湊は、自分も早くそんな先生になりたいと告げるのだった。

夏美は、手術の後、湊に対して、どうしてそんなに湊を否定するのか、高山の態度は普通じゃないと訴える。
お前には関係ないと言い立ち去る高山。
高山は思い出していた。高山の弟、まさや(吉村界人)に対して、ゴミ箱に捨てられていた、自動車整備士を目指すチラシを拾い、やりたいようにやれ、応援するからと手渡す。笑顔を見せるまさや。

廊下を歩きながら電話をしている猪口。効果はてきめんなはずですと、怪しい笑顔を浮かべているのだった。

屋上で話していた湊と夏美。
空に向かい。拳で胸を叩きながら話す湊に、何をしてるのとたずねる夏美。
天国の兄と話をしているという湊。
兄に美結ちゃんとも一緒に遊ぶように言っています、忘れません、お兄ちゃんのことも、美結ちゃんの事も、と、また空に語りかける湊を、夏美は優しく見つめる。

「グッドドクター」第3話の感想

今回のテーマは、たらい回しという、一時社会的にも問題になったものが現実に起こるというストーリー。
現実味がなかったものだったけど、4時間も救急車の中で、搬送先が見つからないという不安や焦りがリアルに感じました。

それがあって、自分の子供が手遅れの状態でした、と言われたら。
早く見てもらいたかったのに、誰も受け入れてくれない無情な組織に対する怒り、そんな思いをどこにぶつければいいのか。
そこを一気に夏美という対象にぶつけてしまった。
自分ならどうだろう。淡々と現実と共に理解して前へ進めるかな。命って、そんなに簡単ではない。
だからこそ、一つの命を守るために、最後まで最善を尽くして欲しいし、それに向けてみんなで取り組んでいきたいと思う。

また、あの両親のように、家族もまたいろんなフォローやケアが必要だなとつくづく感じました。
今回のテーマは、本当にいろんなことを、いろんな面で、考えさせる回でした。

湊の純粋さは、時には色々な問題を起こしてしまうのだけど、やっぱり、その純粋さが人を救う部分が大いにある。今回の両親の尖った心を溶かしたのも、純粋な感情を持って接した湊のおかげであって、きっと、人を思いやるとか、感謝を伝えるとか、そういうところで人って救われるんだなぁと。人に寄り添うことって大切だなと再確認できました。

「グッドドクター」の第3話からの今後の予想

今後は、まず、最後に高山が思い出していた弟の存在。
まだまだ謎の部分が多いけれど、高山の考え方や、仕事に対しても、きっと影響しているはず。
今後、その辺りもどういう風に変わっていくのかが楽しみです。高山と湊の関係も少しずつ変わっていく気がしますね。

夏美も、これから小児外科医として、どのように成長していくのか。
高山とはまた違うタイプなので、そういう意味でも対象的な二人が、気になるところです。

闇の部分で言うならば、ますます勢力を強めようとしている副院長の井口。
院長の座を虎視眈々と狙いながら、周りをも巻き混んでいきそうだけど、院長の司賀も、何を考えているのか分からないところがあったりして、こちらの方も楽しみです。

そして、理事長の美智も、毅然とした態度には見えますが、今後、病院をどんな風に改革していくのか、湊にとって、プラスになってくれる存在なのでしょうか。
そして、高山との恋の行方もどうなるっていくのか。
ドラマ全体としては、今後どんなテーマを取り上げていくのかが、何より楽しみです。
小児科という限られた部分ではありますが、未来ある子供達を助けるという、とても素敵な世界だなと思って見ているので、これからもたくさんの子供を、大人にしてあげて欲しいです。
また、今回のように身近に感じることもたくさんあるので、これから、ますます目が離せません。
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