真山仁の原作小説「ハゲタカ」を、人気俳優の綾野剛主演でドラマ化。
バブルがはじけてからの20年を演じる。企業を次々と買収していくサクセスストーリー。
衝撃と不安、怒号の初回!ということで、写真はせめてもの和気あいあいをチョイスしました笑

さて、気になる「ハゲタカ」の第1話はどんなあらすじなのか?

「ハゲタカ」の第1話のあらすじ。ネタバレで紹介」

1997年。世の中はバブルが崩壊し、危機的状況に陥っている日本で、金融業界も大打撃を受けていた。
その中で、大手銀行が不良債権を抱える中、三葉銀行も不良債権を一括して投資会社に売り出す、バルクセールを行うことになり、外資系投資ファンドのホライズンジャパンパートナーズに依頼する。

この、日本で初のバルクセールを担当する事になったのが三葉銀行の芝野健夫(渡部篤郎)で、芝野と交渉に望むのが、ホライズンジャパン鷲津政彦(綾野剛)だった。

三葉銀行が提示したのは、薄価723億円、最低価格は300億と提示。
それを受けた鷲津は、誠心誠意丁寧に対応をすると言い帰っていく。
みんなが安堵の空気の中、芝野は敏腕の鷲津に対して、どこか安心出来ずにいた。

一方、鷲津は三葉銀行のバルクセールへの徹底的な調査を始める。仲間の佐伯宗徳(杉本哲太や中延五朗(光石研)らでチームとなり、細かなところまでチェックしていく。

東京クラウンセンチュリーホテルのフロントマネージャー、松平貴子(沢尻エリカ)も、体調の悪い祖母に呼び出され、実家の日光ミヤビホテルに帰ってきた。
祖母の話によれば、父の松平重久(利重剛)のずさんな経営により事業を拡大、そこにバブルが崩壊し、窮地に立たされていたのだった。
そんな状況で、祖母は貴子にホテルに戻る気はないのかと話すが、貴子は今の仕事にやりがいを感じていると断る。
祖母は、これからの日光ホテルの未来が心配だと話す。

あるホテルの一室。
鷲津はひとり思い返していた。ひとりの男が切腹自殺をする光景を…
やっとだ、やっと始められると呟く鷲津。

バルクセール交渉2回目が行われる。
ホライズンジャパンが提示してきた金額は,なんと65億。
リストの企業のほとんどが買収額1円となっており、三葉銀行側は激怒する。
しかし、鷲津はリストの企業を徹底して調べており、ことごとく三葉銀行の反論に答え、指摘していく。
その徹底した姿勢に唖然とする芝野。
そこで、ホライズンジャパンは、メガバンクである三葉銀行に感謝の意を込めて、いくらか上乗せして72億で買い取ると提案する。
しかし、すぐさま、ここにかかる手数料を引くと、結果63億での買取となると告げる。
それに対し、三葉銀行は、何も言えないまま応じるしかないのだった。

バルクセールで買収された「金色庵」を訪れた鷲津たちは、社長の金田大作(六角精児)に、2週間以内に20億を支払えば、金色庵の全ての債権を手放すという。

鷲津は、バブルで踊らされた日光の街を眺めながら、自分たちでこの街を作り変える事ができると、次の場所へ向かうのだった。
そんな状況の中、家に帰っても休まる事のなく、会社の事で頭がいっぱいの芝野に、妻の亜希子(堀内敬子)は距離を感じているのだった。

三葉銀行の役員会にて、常務取締役、飯島亮介(小林薫)は、次回のバルクセールはオークション方式で行うと明言。
価格を競わせ、1円でも高い値で売るのだという。
芝野と二人きりになった飯島は、価格吊り上げや違法行為をするよう提言する。抵抗する芝野に、三葉銀行の為には、覚悟を持てという飯島。

一方、東京クラウンセンチュリーホテルのロビーで、鷲津は「金色庵」の金田から、債権譲渡した事を咎めれていた。
日光の伝統を潰した、日本人として恥ずかしくないのか、と怒りをぶつける金田に、鷲津は、我々がハゲタカならば、自分たちが腐った肉だと自覚しろと反論を始める。
銀行から甘い汁を吸い、放漫経営を続けた結果がこのざまだ、日本をここまで腐らせたのは、あなたのような無能な経営者だと突き放す。
怒り狂い鷲津に掴みかかる金田。
そこへ慌てて、貴子が止めに入る。

貴子は、全てのお客様に快適に過ごしてもらうのが自分の仕事だと、金田に強く訴える。
金田は謝罪し、不振状態でソファーに座り込む。

そして、自分もそうだった、心からくつろいでもらえるような日本一の料亭にしたい、そう思っていたと語る金田。
その言葉を聞いた鷲津は、あなたが許せないのはあなた自身ではないか、先代や先々代から築いてきた伝統や、守るべき価値のあったものを、あなたは自ら捨ててしまったのだと言う。

納得したように、もう、何もかも終わりだと、呟く金田に、鷲津は、あなたはまだ生きていると、車代と一万円を手渡し、ゆっくり休み、これからの事を考えて下さいと去って行く。

三葉銀行では、大蔵省から違法まがいのオークション形式を指摘され、バルクセールは入札方式となる。
その際、飯嶋は芝野に全ての責任をなすりつけて、私の監督不行き届きだと頭を下げる。
大蔵省に情報が漏れたのは、ホライズンジャパンが、大蔵省へ手を回したからであった。

こうしてバルクールの入札が開始された。次々と企業から入札が行われる中、ホライズンジャパンは資金集めをしていた。
鷲津は、締め切りが近づいているのにまだ動こうとしない。
残り10分になり、芝野は同期の沼田透(藤本隆広)に促され、席を外す。

誰かからの連絡を受けた鷲津は、アラン・フジタ(池内博之)に指示をし、締め切り1分前に入札。
ボスは、確実に勝つためには手段を選ばないと言い、立ち去るアラン。
そして、開票の結果、ホライズンジャパンが198億で獲得する。
また、1位と2位の差額がとても僅差での結果に、どうしてもホライズンジャパンが勝ち取りたかった事がうかがい知れる。

3週間後。

今回の入札に関して、行員の沼田がホライズンのスタッフと繋がっていた証拠の写真が送られてきた。
今回の入札価格も鷲津に情報を流していたのは沼田だったのだ。
そして、沼田は依願退職をすることに…沼田の母がアルツハイマーを発症し、妻も介護疲れで倒れ、このままでは家庭崩壊は免れなかったのだと言う。

銀行は、自分の家庭も日本の国も救ってはくれないが、鷲津は自分を救ってくれたと言う。
最後に、家族を大事にと告げる沼田。そんな中、芝野の妻は、娘のあずさ(是永瞳)がひっそりと見つめる中、日中からお酒を手にしていた。

群馬にイヌワシを見にきていた鷲津は、偶然にも貴子と出会う。
貴子は祖母がなくなり、祖母との思い出を辿り、イヌワシを見にきていた。
先日、金田とのことを自分に重ねていた貴子。鷲津も、その時の貴子に感じた覚悟を強く覚えていた。
そして、二人でイヌワシを見ながら、これからの日々に向かって行くのだった。

「ハゲタカ」の第1話の感想

人気小説で、以前もドラマ化された作品が、綾野剛主演で再度ドラマ化という事でかなり期待していました。

主人公の鷲津は、外資系投資ファンド「ホライズンジャパン」の代表取締役で、企業の買収や債務処理などで実力を発揮し、バブルが崩壊した日本で、様々な企業と戦っている。
そして、鷲津が抱える複雑な過去も回想としてあらわれ、今後がどう言う風に明らかになっていくんだろうか。

また鷲津と対峙する、三葉銀行の芝野は、銀行の中での中間管理職としての立場を苦しみながらも希望を見出そうと頑張っていて、これぞ、日本の社会を現しているかのようでした。
上司の飯島が、関西弁で言葉巧みに芝野を操り、時には強引に進めていて、飯島役の小林薫が、まさしくぴったりの役作りでした。
そんな毎日に追われ、家庭を顧みない芝野に、心が壊れ始める妻に気付かない。
思春期の娘も含め、家庭での問題も気になる。
そして、まだ深くはわかってはいないが、実家が負債を抱える貴子も、祖母が亡くなり、独裁的な父が継ぐホテルを心配しながらも、やりがいを感じている今のホテルで働いているが今後の展開はどうなっていくのか。

鷲津が買い取った「金色庵」の社長の言葉で、こんなつもりではなかった…でも、鷲津は、そういう人達をただ切り捨てるのではなく、一から頑張れと言うメッセージも送っている。
ここに救いがあって、ただ単に企業買収を巡る政治的な要素ばかりのドラマではなく、鷲津の人情を感じる部分でもありました。

「ハゲタカ」の第1話からの今後の予想

第1話の最後でも、鷲津が過去の回想をしていましたが、これからの「ハゲタカ」の核となっていくのではないかと思います。
基本的には1話ずつのテーマがあるのですが、一つの大きなテーマが全話で完結する、それがこの部分になってくるのではと思います。

そして、芝野がどう鷲津と向かい合っていくのか。
ただ単に敵意を持っていくだけの二人ではないような気がするので、今後どんな関係性になるのかも楽しみの一つです。
銀行内部でもまたいろんな事が起こるでしょうし、裏切りや駆け引きなど、社会派ドラマならではの醍醐味ではないでしょうか。

芝野の家庭内でも、妻の秘密や、反抗期の娘がどうなっていくのか、芝野は、家族と向き合う事ができるのだろうか。

また、貴子の人生も変わっていく中で、鷲津との関係、今後登場する貴子の妹や義弟も、貴子の実家のホテルのことも含め、まだまだ何かありそうです。

今後、どんな企業が関わってくるのか。
毎回、鷲津との駆け引きや、ホライズンのチームワーク、今後全てがどんどん加速していくと思います。
ホライズンチームが作られた経緯などもこれから明かされていくでしょうし、鷲津の生い立ちなども、とても気になります。

社会派ながらも人情的な部分が見える「ハゲタカ」、これから目が離せないです。