引用 https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/elgrand.html

今やファミリーカーとしてだけでなく、VIP送迎用としても使用されることも多くなったミニバンですが、国産高級ミニバンと言えばトヨタ アルファードと日産 エルグランドが人気を二分しているところで、どちらを購入しようか迷っている方もいるかと思います。

そこで今回は両者を様々な角度から比較し、果たしてどちらがオススメなのか検証してみたいと思います。

外観や内装のデザインに関しては、当然違いはありますが、個人の好みの部分が多くなるので今回は比較せずに、車としての性能や安全装備などを中心に検討してみましょう。


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①車体の大きさ

引用https://toyota.jp/alphard/?padid=ag341_from_alphard_navi_top

まずは運転する上でも重要となってくる車体の大きさについて比較してみたいと思います。

まずは外寸の比較です。

・全長

アルファード 495cm

エルグランド 497cm

・全幅

アルファード 185cm

エルグランド 185cm

・全高

アルファード 195cm

エルグランド 181cm

全長と全幅に関してはほとんど差がないか同じ為違いはありませんが、全高に関しては14cmとかなりの差が生まれました。

実際アルファードとエルグランドを見比べてみると、エルグランドの方が全高が低いので、スタイリッシュな印象を受けるかもしれません。

ではこの違いは車内の寸法に影響を与えるのでしょうか?

車内寸法を比較してみます。

・車内長さ

アルファード 321cm

エルグランド 302cm

・車内幅 

アルファード 159cm

エルグランド 158cm

・車内高さ 

アルファード 140cm

エルグランド 127cm

車内幅はほぼ互角ですが、車内長さと高さに関してはかなりの差が生まれました。

意外だったのが車内長さです。外寸法は両者ほとんど互角だったのにも関わらず、アルファードの方が19cm長い結果となりました。エンジンルーム回りの納まりがアルファードの方が優れているのかもしれません。

また、車内高さはある意味予想通り、外寸法で劣るエルグランドがそのまま低くなる結果となっています。

ミニバンとしての居住性を考えると、車内はより広い方が好ましいと思いますので、その観点から考えるとアルファードの方が優れていると言えます。

②動力性能

車の”走る、停まる、曲がる”に関わる基本的な性能である動力性能を比較してみます。

両者ともにベースは前輪駆動で、アルファードはハイブリッドのみ4WD(e-four)エルグランドは2WDと4WDを選択することができます。

まずはパワーを生み出すエンジンの比較です。

両社ともに廉価版の直列4気筒エンジンと高性能版のV型6気筒エンジンをライナップしています。また、アルファードはもう1つハイブリッドもラインナップしており、3種類の中から選ぶことができます。

ではそれぞれを比較してみましょう

・4気筒エンジン

引用https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/elgrand.html

アルファード 2AR-FE型エンジン

排気量 2,493cc  最大馬力 182PS

エルグランド QR25DE型エンジン

排気量 2,488cc  最大馬力 170PS

まずは4気筒エンジンを比較してみました。排気量はほぼ同じですが、アルファードのエンジンの方が馬力が上手なようで、車両重量のかさむミニバンですので少しでもパワーのあるエンジンの方が動力性能は優れていると言えるでしょう。

・6気筒エンジン

引用https://toyota.jp/alphard/?padid=ag341_from_alphard_navi_top

アルファード 2GR-FKS型エンジン

排気量 3,456cc  最大馬力 301PS

エルグランド V Q35DE型エンジン

排気量 3,498cc  最大馬力 280PS

6気筒エンジンも先ほどと同様に排気量は同じですが、馬力はアルファードの方が上という結果に終わりました。

エンジンに関しては性能を数値で判断するとアルファードの方が優れていると言えそうです。

 
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続いてトランスミッションの比較です。

アルファードは4気筒グレードはCVT(無段階変速機)6気筒グレードは8速オートマチックトランスミッションとなります。

エルグランドは全グレード共通でCVTですが、マニュアルモードに設定すると6速オートマチックトランスミッションと同様の働きをするようです。

では6速と8速、どちらが優れているのでしょうか?

基本的にトランスミッションはギヤの段数が多い方が良いとされています。理由としては、一定速度で加速して行く中で、変速する度にエンジン回転数が変化します。加速中であればギヤがどんどん上がって行くので、エンジン回転数は上昇→ギヤシフトアップ→エンジン回転数下がるといった動作になりますが、この時にエンジン回転数の落差が大きいと、エンジンの性能を十分に発揮することができません。なぜならエンジンが一番効率よく働ける回転数は限られているからです。その回転数を維持しつつ加速するのが理想と言えるので、より落差を小さくできる段数の多いトランスミッションが優れていると言われます。

また、乗り心地の面でもエンジン回転数の落差が少ないのでショックも少なく、スムーズな乗り心地になると言われます。

では、8速であるアルファードの方が優れてれいるのかと言うと、一概にそうとは言えません。

先ほどのエンジン回転数を一定にして加速したい理論でいくと、CVTが一番優れているからです。CVTは無段変速なので、エンジン回転数を一定にしたままギヤを無段階にあげることができます。

それではCVTが一番優れているのかと言うと、CVTにも弱点があります。少しメカ的な話になってしましますが、CVTは動力の伝達を金属製のベルトで行なっている(通常のトランスミッションは歯車のギヤです)ので、大きなパワーには耐えられません。ですので、4気筒エンジンのパワーならば対応できますが、6気筒となると大きな負担になるかと思われます。

どちらにも一長一短あるトランスミッションですが、CVTと有段のオートマチックトランスミッションでは運転したフィーリングがかなり異なるので、実際に試乗して気に入った方を選択するのが一番良いかと思います。

最後に曲がる、停まるですが、こちらは両者そこまで差がないので同等とすることにします。

③先進安全装備

近年の自動車は自動ブレーキなどの先進安全装備が搭載されているのが当たり前の時代となっています。これらの部分の比較も不可欠と言えるでしょう。

アルファード、エルグランド共にソナーセンサーを用いた踏み間違い防止機能や、アラウンドビューモニター(上から目線で車を見ることができる機能)は搭載されていますので、違いがある部分をピックアップしてみたいと思います。

まずアルファードですが、やはりセーフティーセンス(自動ブレーキ)が挙げられます。

引用https://toyota.jp/alphard/?padid=ag341_from_alphard_navi_top

今回のアルファードのセーフティーセンスには自動ブレーキの他、ハンドル操作サポート(白線を認識して、線から逸脱しそうになった時のハンドル操作をアシスト)追従ドライブ支援機能(レーダークルーズコントロール)自動ハイビーム、標識読み取りディスプレイ等様々な機能が備わっています。

 

中でもユニークなのが標識読み取りディスプレイで、道路上の標識を認識してメーター内に表示し一時停止などの注意喚起をするだけでなく、最高速度の標識を認識する事で、その速度以上で走行している時にも注意喚起を行なってくれるので、安全運転を心がけることができます。

エルグランドはクルーズコントロールにカーブ手前で自動で減速する機能が備わっていて、よりスムーズな走行が可能となっています。

両者の先進安全装備を比較する上で重要な点は、低速域での歩行者や物体に対する自動ブレーキはどちらも搭載されていますが、中高速域からの自動ブレーキや、通常走行中の歩行者検知などはアルファードにしか搭載されておらず、エルグランドの先進安全装備は少し物足りない印象を受けます。

④まとめ

自動車としての基本的な性能や、現代の自動車に欠かせない先進安全装について比較してみましたが、どちらもアルファードの方が少し上手なような印象を受けました。

しかし、エルグランドにも良い部分があり、今回検証しなかった内外装のデザインに関してはそれぞれかなり違いがあるので、今回の性能面での違いを考慮しつつ、デザインも考えた上で最終的に決めるのが良いかと思います。

 
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