タイヤに使われるカーボンブラック、今や鉄作りに欠かせない黒鉛電極。

身近なものですが、あまり注目されていなかった今話題のカーボン会社2社の株価に注目してみました!

米カーボンブラック大手の買収を発表した東海カーボン株式会社!

本日の東海カーボンの株価チャートです。

東海カーボンは6月26日に米カーボンブラック大手会社の買収を発表し、投資家に大きな希望をあたえました。

すでに保有している投資家は「明日は爆上げ間違いナシ!」このIRで購入を決めた投資家は「どこかで押し目が来ないかな」と思っていたに違いありません。

 

売り方vs買い方!勝負の行方は!?

誰もがこれからの株価上昇を信じていましたが、株は買うだけでなく空売りという売りから入る投資家もいます。

JPモルガン証券や三菱UFJモルガンスタンレー等のヘッジファンドがこれにあたりますが、この日、買いに対して大量の売りをぶつけて株価の上昇を抑え込んでいました。

こうして買いvs売りの戦いが始まりましたが、豊富な資金を持つヘッジファンドが段々買い方を圧倒し始め、徐々に下がっていく株価に耐えられず、個人投資家は投げてしまいました。

その後も、上がっては下げてを繰り返し、ヨコヨコの株価で推移してきました。

 

本日は決算発表予定日!

そんなヨコヨコで推移してきた株価ですが、大きなチャンスがやってきました。

決算発表です。

通常、決算跨ぎはギャンブル性が高いので、その前に売ってしまう投資家もいます。

しかし東海カーボンの今回の決算はかなり良いという予想が多く、増配も考えられることから、午前中から多くの買い注文が出されました。

特に後場に入ってからは株価がグングン上昇し、最終的にプラス55円で引けました。

 

気になる決算結果は?

多くの人の予想通り、好決算でした。

これには決算を跨いだ投資家も一先ず安堵したことと思います。

しかし、株式市場が閉まった後、証券会社のなかで行われる取引「PTS」では値を下げています。

株は好決算が出たところで、もうこの株は好材料が出尽くしと考えられ、売られてしまう事があります。

決算跨ぎの怖いところは、このギャンブル性の高さにあります。

特に東海カーボンには多くのヘッジファンドが関わっているので、彼らの動き次第でどちらにも動く可能性があります。

カーボン会社は東海カーボンだけではない!

日本カーボンチャート

東海カーボンは米カーボンブラック大手会社の買収で大きく知名度を上げましたが、カーボンを扱っている会社は東海カーボンだけではありません。

これは日本カーボンの本日の株価チャートです。

 

東海カーボンよりも4千円以上高い株価の会社の為、値動きはそこまで激しくありません。

しかし、10円単位で株価が動くので、最低でも千円単位で損益が発生します。

東海カーボンが決算を控え、しかも好決算が予想されていた為、いわゆる連れ高を狙って、他のカーボン会社にも注目が集まりました。

10円単位で動く日本カーボンは、デイトレードにも向いており、開場前から期待が集まっていました。

 

まさかのGD発進!その後の展開は?

窓開け発進が期待された日本カーボンでしたが、結果は前日の株価を下回る価格から始まるGDでした。

しかし、買い注文が先行し、上げ下げを繰り返しながらも株価を上げていきました。

後場に入ると東海カーボンにつられたのか、株価が上昇し、結局プラス70円で引けました。

急激に上がらないが急激に下がらない株というのはデイトレードにはまさにピッタリの銘柄で、本日だけでもかなり儲けた投資家もいたと思います。

自分も午前中、何度かデイトレ目的で信用買いを入れましたが、なかなか動かない株価にしびれを切らし、少しプラスになったところで売ってしまいました。

後場の動きで入ろうかと迷いましたが、今入ると高値掴みになりそうだと思い、結局見ているだけになってしましました。

もったいなかったです・・・。

 

今後のカーボン会社の株価見通しは?

結論から言うと、将来性のある分野で、長期的にみると伸びる可能性は高いと思います。

ただし、ヘッジファンドの動きによっては、一時的に大きく株価を下げる危険性があり、握っていられる握力も必要になると思います。

信用取引では急激な下落に耐えられないので、出来れば現物で何年も持つ覚悟で臨むのがいいと思います。

 

好決算が発表された東海カーボンですが、先述した通り、PTSでは怪しげな動きをしており、だれもが上がると思って油断しているところで株価が下落するとパニックになり、狼狽売りが発生しやすい状況になります。

売りが売りを呼ぶ展開は、歯止めが聞かず、最悪ストップ安も考えられます。

「この株は長期的にみて必ず上がる!」という気持ちを持っていれば、安くなったところで買い増しておくかと余裕が持てますが、自分の判断にそこまで自信を持てる人は少ないと思います。

一先ずは冷静に分析し、どんな動きをしても動じないようにあらかじめシミュレーションしておきましょう。

あらかじめ予測しておけば突発的な行動で後悔する可能性も低くなります。