「初セリものは縁起物」

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

初セリでは健康で幸せな1年を過ごすために、ご祝儀価格で落札されることもしばしばです。

2019年の初セリは、豊洲市場でははじめてのことなので、さらに高値が予想されます。
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初セリが盛り上がる理由

魚

縁起物として食す

日本人は昔から初物を好む傾向があります。

「初物食い」という言葉をご存じでしょうか。

初物食いというのは、初物を好んで食べる人のことを言います。

日本人は昔から、”初物を食べると福を呼び込み、長寿になれる”といわれているのです。

また、「初物七十五日」という言葉もあります。

これは、”初物を食べると75日生き延びることができる”という意味です。

つまり、食べれば食べるほど長寿になれる、ということになります。

日本人の初物好きは、近年のワインのボジョレー・ヌーボーにもみてとれます。

ワイン生産国のフランスより、日本の方が解禁日に盛り上がっている印象です。

健康のために食す

「初物」というのは、「その季節に初めて収穫した野菜や果物、穀物、魚介類などを指す言葉」です。

つまり、旬の季節のはじまりに出回るものが「初物」になります。

旬の食べ物は、本来の風味や香りを感じることができ、栄養価も高まっています。

昔から旬のものは栄養価が高まり、健康のためによいことが分かっていたからこそ、日本人は初物に価値を見出していたのではないでしょうか。

築地から豊洲へ移転

2018年10月6日(土)に築地中央卸売市場は閉鎖となり、豊洲へと移転となりました。

様々な問題や課題を乗り越えて移転を終え、豊洲での営業が再開されたのは2018年10月11日(土)のこと。

2019年の年明けの初セリは、豊洲市場では初めてのことになります。

初物好きの日本人にとっては、特別なものとなるはずなのです。

だからこそ、きっと落札したいと考えている人も多く、注目度も高まります。

落札できれば、それだけ注目度も高まり、宣伝効果は抜群になります。

豊洲市場での初セリ予想

豊洲市場の基本情報

そもそも築地市場にも豊洲市場にも行ったことがないけど、どんなところなのか、という方もいるかと思いますので、簡単にどんなところなのか簡単にご紹介したいと思います。

豊洲市場というのは、東京都江東区豊洲にある卸売市場です。

東京都が運営する中央卸売市場の一つで、水産物と青果物を主に取り扱っています。

東京都中央卸売市場は都内に11箇所あります。

以前の築地市場から約2.3㎞離れた場所なので、遠くに移転したわけではありません。

豊洲市場に行くには、ゆりかもめの市場前駅を利用するのが1番近くて便利です。

各棟と駅はデッキでつながっているので、雨でも濡れることはありません。

その他、都営バスなども走っています。

駐車場・駐輪場はないので、かならず公共交通機関を利用してください。

マグロのセリの見学方法

施設へは一般の人は午前5時から入ることができます。

マグロのセリは5時30分~6時30分に行われるそうなので、その時間を目指していきましょう。

管理施設棟→水産卸売棟へと進んで行きます。

現在は2階の見学者通路から見下ろす感じでの見学となります。

声などは聞こえないのが残念ですが、2019年1月15日(火)からは1階の「見学者デッキ」からみることができるようになります。

ただし、ここから見学するためには事前予約・抽選に申し込まなければいけません。

すでに1月分の申し込みは12月24日で終了しています。

見学者デッキでは声を聴くこともでき、かつ1階なので間近でみることができるので、臨場感を楽しむことができそうです。

詳しくは、豊洲市場の見学についてを見てください。
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豊洲市場の初セリ

豊洲市場での初セリは2019年1月5日(土)に行われます。

初セリでのマグロの価格予想

まずは過去の初せりの状況を確認しておきたいと思います。

  • 2018年 405㎏ 青森県大間産 3645万円 1㎏あたり9万円 「鮨おのでら」落札
  • 2017年 212㎏ 青森県大間産 7420万円 1㎏あたり35万円 「すしざんまい」落札
  • 2016年 200㎏ 青森県大間産 1400万円 1㎏当たり7万円 「すしざんまい」落札
  • 2015年 180㎏ 青森県大間産 435万円 1㎏当たり約2.5万円 「すしざんまい」落札
  • 2014年 230㎏ 青森県大間産 736万円 1㎏当たり3.2万円 「すしざんまい」落札
  • 2013年 222㎏ 青森県大間産 15540万円 1㎏当たり70万円 「すしざんまい」落札
  • 2012年 269㎏ 北海道戸井産 5649万円 1㎏当たり21万円 「すしざんまい」落札
  • 2011年 342㎏ 青森県大間産 3249万円 1㎏当たり9.5万円 「リッキー・チェン」落札
  • 2010年 233㎏ 青森県大間産 1628万円 1㎏当たり7万円 「リッキー・チェン」落札
  • 2009年 128㎏ 青森県大間産 960万円 1㎏当たり7.5万円 「リッキー・チェン」落札
  • 2008年 276㎏ 青森県大間産 607万円 1㎏当たり2.2万円 「リッキー・チェン」落札

過去のデータを並べてみますと、過去の熾烈な争いが一目瞭然です。

2013年の1億5000万円での落札は、異常に感じてしまうほどの値段です。

なぜこのような高値の年があったのでしょうか。

「すしざんまい」が築地の初セリに参戦したのは2007年で、413万円で206kgのマグロを競り落としました。

しかし2008年より海外から刺客が参戦、香港を拠点とする寿司チェーン店、「板前寿司」の経営者、寿司キングことリッキー・チェンが4年連続で最高値で落札し、大きな話題となりました。

「すしざんまい」木村社長は2012年に反撃を開始、5649万円で落札します。

さらにその翌年2013年には、1億5000万円で落札し木村社長が2連勝となったのです。

2013年の異常なほどの高値にはそんな数年にもおよぶ戦いの末のものだったのです。

また、2018年築地市場最後の初セリでは、2012年から2017年まで6年連続で初セリを落札していた「すしざんまい」が7連覇を逃したことでも話題になりました。

たしかに「すしざんまい」は1番マグロの落札はありませんでしたが、1㎏あたり16万円のキロ単位では最も高額なマグロを落札していました。

このことに対し、テレビ朝日の「グッド!モーニング」の取材に、「すしざんまい」を展開するつきじ喜代村の木村清社長は「キロ単価では最高値。(1匹の)単価的には向こうがいいですけど、質はこっちの方がいいです」と話していました。

「すしざんまい」は今年もまた”質”のよいものを選んで落札するのでしょうか。

それとも最高落札価格に再び挑戦してくるのでしょうか。

今年は「築地すし好」がマグロ初セリに参戦を示唆しています。すでにJR東京駅「築地すし好和-Nagomi-グランスタ丸の内店」にて「駅ナカ鮪解体ショー」の実施を宣伝しており、極上の1番マグロを仕入れます!とも宣言していますので、落札の有力候補のひとつです。

はたして昨年落札した、すし店の「銀座おのでら」(小野寺裕司社長)に納品している都内の仲卸業者「やま幸(やまゆき)」が2年連続で競り落としにくるのか、それとも「すしざんまい」を展開するつきじ喜代村の木村清社長が1年ぶりに1番マグロを競り落とすのか、はたまた別の第三者が落札するのか、非常に気になるところです。

その落札価格は検討もつきません。
大きさ等にもよるので、何とも言えませんが、過去最高の1億5000万円に近い値段が付くことももしかしたらあるかもしれません。
2018年初セリのニュース
2013年初セリのニュース

テレビで観る初セリの舞台裏

船

今年はさらに2019年1月6日(日)にテレビ東京にて「洋上の激闘!巨大マグロ初競り戦争2019」を18時30分から3時間半にわたり放送予定です。

誰が競り落とすかだけではなく、漁師たちにもスポットをあてているようです。

たしかに、毎年落札者のことはニュースでも大きく取り上げられるので、知っていることも多いですが、その1番マグロを釣り揚げた産地は知っていても、それ以上のことを知る機会というのはありません。

ニュースの中ではなかなか観ることができない本当の裏側までみることができるのは、非常におもしろいかもしれませんね。

2018年のおわり、2019年のはじめ

 

初詣

2019年のお正月はどんな風に過ごす予定ですか?

お正月をゆっくり過ごす人、友だちと初売りに出掛ける人、旅行に行く人、仕事の人、様々な過ごし方がありますが、そんなお正月もあっという間に終わってしまうものですよね。

2019年をよい1年にしたい、と考えるのは皆同じです。

より良い1年にするために、初詣に行ったり、厄払いしたりといろいろな方法がありますが、初物を食べて鋭気を養うのもひとつです。

皆さまにとって、2019年がよりよい年となることを願っております。
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