「大恋愛〜僕を忘れる君と」の第9話のあらすじとネタバレで紹介

 

母が経営するクリニックで働く北澤尚(戸田恵梨香)と、元小説家で今は引越し屋のアルバイトをしている間宮真司(ムロツヨシ)の純愛ラブストーリー。

若年性アルツハイマーの尚は夫の真司との子供をこの世に残したいと妊活に励んでいた。小説家として忙しい日々を送る真司が、尚の生きがいでもあった。気になる第9話はこちらから。

<スポンサーリンク>


「大恋愛〜僕を忘れる君と」の第9話のあらすじ(前半)

2014年、12月。若年性アルツハイマーである間宮尚(戸田恵梨香)は真司との子供を妊娠した。予定日の8月2日を忘れないように手帳にメモする尚。

家に帰ってきた尚は、玄関に夫、間宮真司(ムロツヨシ)の担当編集者の水野明美(木南晴夏)の靴を見つける。真司と明美は真司の仕事に対して意見をぶつけ合っていた。尚は、そんな二人を見ながら、リビングのベッドに座り赤ちゃんのエコーの写真を見て幸せを感じるのだった。

明美は尚に挨拶をし、手土産を冷蔵庫に入れたことを伝え、何か手伝うことはないかと尋ねるが、尚は大丈夫です、と答えるのだった。

世話を焼いてくれる明美に対する思いを真司にぶつけきれない尚に対し「何か怒ってますか?」と尋ねる真司。「小説のお手伝いは水野さんの方ができるかもしれないけど、私にしか出来ないこともあるから」という尚に、不思議そうに頷く真司。

「出来ました」という尚に言葉に、何が?と答える真司だが、笑顔になった尚を見て、妊娠したとわかり大喜びする。

 

尚の母の北澤薫(草刈民代)と尚の主治医である伊原侑市(松岡昌宏)はホテルのバーにいた。そこで、尚の妊娠を聞かされた侑市は、おめでとうございます、という。おめでたいかは別として尚と真司の意見を尊重したという薫。

「わからないものですね、人生って」という侑市は、尚と出会い、振られたことで医者としても男としても学ばせてもらったという。「薫先生と二人でお酒を飲むことがこんなにも楽しいんだってことも」という侑市に、私も、と照れながら笑う薫。

侑市に誘われた薫は、侑市の家を訪れる。自分の世界観を持ち、はっきりと意思表示をする侑市に、薫は少し驚いていた。

 

ベッドで眠りにつく尚と真司。尚の寝顔を見ながら「全ては奇跡だ。僕たちが出会ったことも。子供ができたことも。そして、時は残酷なまでに急ぎ足なのだった」という真司の心の声。

真司は朝から執筆活動に精を出す。予定が書き込んであるカレンダーを見て、確認する尚のもとへやってきた真司は、昨日は尚とお腹の子供におやすみを言って寝たよ、と言う。その言葉で妊娠していたことを思い出した尚は幸せな気持ちになるのだった。尚が忘れないように、家中に妊娠中の紙を貼る二人は笑顔に溢れていた。

 

翌朝、侑市の家を合鍵を使って訪ねてきた母の千賀子(夏樹陽子)。侑市と薫はベッドでキスをし、仲良く寝室を出ようとしたところで、千賀子と鉢合わせする。千賀子は薫を見て驚き、薫も千賀子を見て、侑市の手を離そうとするが、侑市は薫の手を離さなかった。

リビングで話をする千賀子は、薫に対する思いをぶつける。誘ったのは自分だという侑市に、乗った方も同じだという千賀子。謝る薫に、謝らないでくださいという侑市。恥知らずだという千賀子に対し、薫は、恥知らずを承知で謝罪させてもらったという。「でも恥知らずでも本気です」という薫に「僕も本気です」と答える侑市。

受け入れられない千賀子は、薫に、ここで見たことは忘れるので身を引いてくださいと訴える。侑市に、目を覚ますようにという千賀子に対し「目が覚めたからこうなったんだ」という侑市。無難に生きていく人生ではなく、年齢関係なく薫が好きだという侑市に、できるなら誰にも知られず付き合っていきたかったという薫。

「薫先生、僕と結婚してください」とプロポーズする侑市。母が来なくてもプロポーズするつもりだったという侑市は、自分が安心して心を解放できるのは薫しかいないという。侑市は、動揺する千賀子に対し「お袋が思い描いているような息子にはなれなかったけど、これが最も自分らしい生き方だと思ってる」と告げ、改めて薫にプロポーズするのだった。

千賀子はショックで寝込んでいた。そこへ帰宅した侑市の父は「我々の息子にしては、大胆な生き方をして面白いともいえるじゃないか」と話し、容認するかのような態度に千賀子は苛立つのだった。

 

尚と真司が見守る中、侑市と薫は写真館で結婚写真を撮っていた。ウェディングドレス姿の薫に、本当に綺麗だよ、と囁く侑市。そんな二人を見て、冷やかす尚と真司。「妻の元婚約者はなんと僕たちの義理の父になった。やっぱり人生は奇跡に満ちている」という真司の心の声。

 

2015年、1月。真司の新聞での新しい連載「もう一度第一章から」が始まった。その連載を尚は嬉しそうに読んでいた。

 

2015年、8月。尚は臨月を迎えていた。無事に尚は男の子を出産する。生まれてきた子供を見ながら、自分の病気の進行を心配する尚は「この子が可哀想な子になりませんように」という。「ならないよ、絶対にならない」とすぐさま答える真司。

そこへ、病室に侑市が訪ねてくる。義理の孫になるんですね、という侑市に、ですね、と声を揃える尚と真司。そこで真司は、子供の名前を、一番恵まれるようにという意味を込めて「恵一」と名付けることを明かすのだった。

恵一を加えた3人での生活が始まった。カメラで幸せな日々を記録する真司。お宮参りにクリスマスと過ぎていく日々。「淡い幸せが一時、僕たちをふんわりと覆った」という真司の心の声。

 

2016年、2月。仕事部屋で執筆をしている真司の耳には、泣いている恵一の声が聞こえていた。リビングでは、泣いている恵一をあやす尚がいた。キッチンでは、編集者の明美が恵一の食事を用意していた。明美の指示通りに食事を与える尚。

恵一を寝かせた明美が仕事部屋に戻ってくる。明美に対して感謝を伝える真司に、4人で暮らしてるみたいですね、と笑う明美。そこで明美は、真司の新聞の連載をあと半年伸ばしてくれないかと話をする。しかし、真司は、連載は続けることはしないと断るのだった。

子供が生まれたところで連載を終えようと思っているという真司に、そこからが山場だという。これまでのことは序章であってここからが盛り上がるところだと訴える明美に、真司は、連載を終えたら、仕事をセーブして子育てを担いたいと思っているという。

「だからそこからを書いてくださいよ。病気の妻と夫の子育て。それを書く残酷さを持たないと、失礼ながらこの作品は中途半端なものになってしまうと思います。逃げないでください」と思いをぶつける明美。尚は、お茶を出そうと扉の向こうで、明美の気持ちを全て聞いてしまうのだった。

帰る挨拶にきた明美に、尚は「私の病気が進行しないと、真司の小説は中途半端なものになってしまうんでしょうか」という。聞いてらしたんですね、という明美は「奥様は小説家の妻になるということがどういうことなのか覚悟の上でご結婚なさったんだと思っております」と話し始める。

そうです、という尚に対し、そうならば真司には決してそのようなことは言わないでくださいと言い、真司が本当に書けなくなってしまうと告げる。あんな素敵な旦那様世界中探しても見当たらない、私にできることがあればなんでも言ってくださいという明美に尚の思いが溢れてしまう。

「私には何もできませんから。私は生きてるだけであの人に負担をかけてるんですから」と言い放つ尚に、明美は「違います。奥様は生きてるだけで先生の創作の源なんです。大切な、大切なやる気の元なんです」と言い、尚の服のボタンを直し、恵一のご飯の予定を告げ、帰って行くのだった。

尚は、眠る恵一に「お母さん、ダメだね。ごめんね」と涙しながら頭を撫でるのだった。

「大恋愛〜僕をを忘れる君と」の第9話のあらすじ(後半)

マンションを出てきた尚と薫に、記者が駆け寄り、真司の連載についてのコメントを求める。恵一を抱く尚をかばう薫の制止も無視し、尚に質問をぶつける記者。「私は間宮真司の創作の源だと思っています。書かれるのは私の宿命です」と答えた尚は複雑な表情だった。

部屋に戻った尚と薫に、真司は記者に追いかけられたことを聞き驚く。尚の言葉を話し、立派だったという薫は一人で買い物に出て行く。「週刊文ちょうか。文ちょう社なら記事が出ないようにお願いしてみるよ」という真司に、偉くなったのね、真司という尚。

尚こそ、かっこいいことを言ってくれたんだねという真司。その通り、尚が想像の源だという真司に対し、その言葉は自分が言ったのではないという尚。あの人が言ったの、という尚だが、その人物のことが思い出せない。真司が水野さん?と言い、うなづく尚。

「あの人にはかなわない。なんでも忘れちゃう私が、あの人が言った言葉覚えてた。しっかり刻まれてた。あの人は、真司の事本当に大切に思ってると思う」という尚に、一応本が売れてるからねと答える真司。

「みんな忘れちゃったら、私、あの人に、真司と恵くんを託したい。きっとあの人ならちゃんとやってくれると思うから。これは、私の遺言だと思ってください」という尚に「遺言なんていらないよ」と声を荒げる真司。そんな真司に、自分の意見が言えるうちに気持ちを伝えたかっただけだといい、そんなに怒らないでと怯える尚。

そんな尚に対し、ごめんねと抱きしめる真司。「お願い。恵くんのためにも」と涙する尚に、わかったと答える真司だが、そのお願いは聞けないよという。「俺は、なおちゃんじゃなきゃ嫌なんだ、他のだれかじゃダメなんだ、なおちゃんじゃなきゃ、なおちゃんじゃなきゃ、絶対嫌なんだ」という真司。そんな二人を恵一は見つめているのだった。

親子3人で笑いながら幸せな時間を過ごし、眠りについた尚と恵一を見ながら執筆に向かう真司。

「幸せとは記憶である。僕の小説を暗唱した妻の鮮烈な印象を僕は生涯忘れないだろう。だから、刻々壊れていく妻も愛おしく思えるのだ。でも妻には記憶がない。あるのは今という一瞬だけだ。妻の儚い一瞬一瞬を少しでも心地良い楽しいものにすることが、僕にとって小説より大切な仕事になりつつあった。完」と執筆を終える真司だった。

 

3年後の2018年。とある書店では、間宮真司の「もう一度第一章から」が今年度売り上げ第1位となっており、間宮真司フェアが展開されていた。そこには、担当編集者の明美が店長らしき人物にお礼を述べていた。そこへ、明美の携帯に上司から連絡が入る。社長が明美に特別賞をあげると言っていると聞いた明美は喜びを隠せない。

「あんな尻切れとんぼの小説がこんなに売れるなんて思ってませんでした」と本音を漏らす明美。また、真司が家を購入することを明かし、尚がここが自分の家だとわかるうちに、と話すのだった。

 

新居への引っ越しの日。元同僚である木村明男(富澤たけし)と小川翔太(杉野遥亮)が引っ越し作業をしていた。尚についてあげまんだという翔太に、木村は、あの人は本当のあげまんだという。木村は「本物は、自分を滅ぼしながら男をあげるんだってよ」と話す。

自分を滅ぼすくらいだから押し上げる力がすごいといい、世界に羽ばたいた天才の陰には必ずひっそりと滅んでいった女がいるという木村。

尚のカバンには、自分の身分と連絡先が表記されたカードがつけられていた。窓の外を眺めながら、ソファーに座っている尚。庭では、明美が恵一と一緒に遊んでいた。

家の中には、尚にわかるようにたくさんの張り紙が貼ってあった。引っ越しの手伝いをする尚の親友の沢田柚香(黒川智花)は、自分がやるので、と真司に書斎へ行くように勧めるのだった。

ソファーに座る尚は、書斎へ向かう真司に満面の笑みで笑いかけるのだった。ふと、ソファーから立ち上がった尚は、庭に向かう。明美に促され、恵一は、お母さんもおいで、と一緒にボール遊びをするのだった。

「だいぶ虚ろになってんな」という木村に対し「これから俺の人間力が問われますね、頑張ります」という真司に、木村は、そんなに気張らなくてもいいんじゃねーの、というのだった。

 

2019年。尚は靴下や靴を履くのも間違えるようになっていた。恵一に対し、お母さんと外に出る時は、裏の公園と保育園までだという真司。お母さんは今、元気がないから遠くに行けないといい、お母さんとお出かけする時は恵一がお母さんを守ってあげるんだよという真司に、わかった、と答える恵一。

恵一がどうしても公園へ行きたいと言うことを聞かず困る尚。どうしても行きたいなら、と赤い毛糸で恵一と尚を結んだ真司は、この紐からお母さんに行きつパワーを送ってあげるんだといい、恵一がお母さんを守ってあげるんだよと言う。

公園に着いた尚と恵一は、ベンチに座る。尚が違う方向を向いている間に、何かを見つけた恵一は走り出し、尚はそれに気がつかない。

帰ってきた尚を迎える真司は、恵一の姿がないことに気がつく。尚と恵一を結んでいた赤い紐の片方は外れてしまっていた。「恵一は?」と言う真司に、ええ?と何もわかっていない尚。急いで家を飛び出した真司は恵一の名前を呼びながら探し回るのだった。

夜になっても恵一は見つからず、木村や翔太、侑市も恵一を探してまわり、薫や柚香は警察に届けていた。

 

恵一を捜索するにあたり、警察が家を訪れていた。侑市は、尚の状況に関し、ここに子供がいないことは理解はできているが、自分がそのことに関わったということは認識できていないという。警察は明日の朝までは人数を増やし、パトロールに当たってくれると言うが、その後の保証は何もなく、もう一度みんなで探そうと言う木村と翔太。

夜中になっても、まだ恵一は見つからない。そんな中、尚は「恵くんは?どこに行ったの?」と家の中を探していた。「今、みんな探してくれてるから」と言う真司の言葉に、私も探すと家を出ようとする尚を真司は制止するが、尚は嫌だと騒ぎ出す。

「いい加減にしろ」と真司は声を荒げる。ごめんと優しく謝り、尚をソファーに座らせる真司。尚はひどく怯えていた。

 

朝を迎え、尚はソファーで眠っていたが、真司は一睡もできずにいた。朝まで探し歩いていた翔太は、携帯電話を落としてしまう。携帯電話を拾うため、しゃがみこんだ視線の先に、木にもたれながら眠っている恵一が目に入る。

無事に見つかり、みんなが涙して安堵の表情を浮かべる中、尚は何事もなかったように、お帰りなさいと恵一を抱きしめる尚。「お母さん、勝手にいなくなってごめんなさい」と言う恵一に、どうして?と状況を全く理解できない尚。涙と疲労困憊の真司の表情を見て不思議そうに尚は、恵一を抱きしめる。

安心して、ベッドで眠る恵一と真司。恵一の頬を撫でる尚は、優しく真司の頬にキスをし、荷物を持って家を出て行く。机の上には「しんじさま ありがとうございました。尚」と書いた紙が置いてあった。尚は一人、歩いて行く。

<スポンサーリンク>


「大恋愛〜僕を忘れる君と」の第9話の感想

涙なしでは見れない第9話でしたね。いろんな思いが溢れた回でした。

まずは、侑市と薫がお互いの気持ちを確認し、結婚しましたね。千賀子に目撃されるという驚きなシーンもありましたが、結果的にはよかったですね。女手一つで尚を育て、そんな大切な尚の病気が発覚し、辛い思いをしてきた薫に、尚の病気を支えてくれる侑市はとても心強かったはず。

そんな中で、いろんな意味で侑市との距離が近づいていった薫。侑市も心が解放できる相手と出会い、そんな二人の結婚は、尚にとってもとても嬉しかったと思いますね。

そんな中で、尚は恵一を妊娠し、無事に出産し、幸せな時間を過ごします。そこで、真司の編集者の明美が、様々な面で協力をしてくれ、また真司の仕事に関してもうまく回していくことができるのですが、尚にとっては、とても切ない日々ではありますよね。夫や子供を一番に支えてあげたいのにできないもどかしさが、溢れます。

尚の病気を支える方もとても大変で辛いとは重いのですが、尚には、気を紛らわす相手や仕事もなく、日々向き合っていかなくてはならない、ましてや家族の支えになれない辛さは胸に詰まるものがありました。

そこで、尚と一緒に出かけた恵一が行方不明になるという事件が起こり、その事が全くわからない尚に、この苛立ちや不安をどこにぶつけていいのかわからない真司。結果的には、恵一は無事に見つかるのですが、尚には事件があったことすら理解ができていなかったと言う結末でした。

ただ、ラストに、尚は恵一と真司を愛しく撫でてキスをし、家を出て行く決断をしました。そこで、尚はきっとなにも理解していなかった訳ではなかった事がわかりました。尚の中では、病気は進んでいく中でも、ちゃんと家族に対する思いだけは残っていたんだと思いました。

最終回、家を出て行った尚はどこへ向かうのか。涙なしでは見られない最終回だと思いますが、尚と真司の10年をしっかり見届けたいと思います。

「大恋愛〜僕を忘れる君と」の今後の予想

最終回の予想ですが、尚はどこへ向かったのか。どんな思いを胸に抱えていたのか。そこが全てではないかと思いますね。そこが、この物語の、小説のラストにふさわしい思いで締めくくられるのではないでしょうか。

また、真司は、尚との日々を後悔なく過ごせるのか。尚じゃないとダメなんだと言い続けた真司が、尚との10年をどうやって締めくくるのか辛いけれど、どう未来に繋がっていくのかをしっかり見届けたいですね。

そして、尚を支えてきた人達のこれからも気になるところですね。尚が心配していた薫も、侑市という人生のパートナーを見つけたことでホッとしたと思います。そして、尚と真司を見守ってくれた柚香や木村に翔太は今後どうなっていくのか。

真司の担当編集者であった明美は、甲斐甲斐しく世話をしてくれていましたが、真司の小説が売れた時の、尻切れとんぼだと思っていたと言う闇の部分が怖かったですよね。尚に対しても、感動的な言葉を伝えていた明美だったので、ショックでしたね。明美は、今後どう関わってくるかはポイントになってきますね。

何より、真司と恵一のこれからがどうなっていくのか。一日でも多く、3人での幸せな時間があってほしいと願ってしまいます。とうとう、真司と尚の10年が完結します。大切に見届けたいと思いながら最終回を待ちたいと思います。

<スポンサーリンク>