新元号 いつから

いよいよ皇太子さまの新天皇即位に伴い、新元号(新年号)に改元される2019年に入りました。新しい元号に関していろいろな疑問を感じている人も多いかと思います。

 

そこでここでは、新元号について

  • いつから実際に施行されるのか?
  • 新元号を国民に発表する人物
  • 新元号の決め方
  • 新元号は何になるか予想
  • 実施後の祝日
  • 新元号が実施された時の問題点は?
  • 改元後に現天皇陛下はどうなるの?

などについてまとめたので、参考にしてください。

新元号にはいつから変わるのか?発表日と施行日について

新元号 発表日

2019年に入り年頭記者会見の中で安倍首相は

  • 新元号の公布日(発表日)⇒ 4月1日
  • 新元号への改元日(施行日)⇒ 5月1日

と表明しました。

4月1日に改元政令を閣議決定して、今の天皇陛下が署名・押印をもって公布するというのが正式な手続きになるようです。新しい元号の選定手続きについては「平成の年号改元の時の手続き」をふまえて決まるとのこと。

 

つまり

  • 2019年(=平成31年)は4月30日まで
  • 5月1日からは新年号に変わる
  • 4月1日に新しい年号の発表がある

ということになります。

新元号の発表者は誰になるのか?

では、4月1日に国民の前で新元号を発表するのは誰になるのでしょうか?

 

1989年の昭和天皇崩御の際に「平成」という新元号を発表したのは、小渕恵三官房長官でした。

テレビカメラの前で国民に向かって「新しい元号は『平成』であります」と発表した映像は、昭和の終わり、平成の始まりの象徴的な場面として今でもしばしば放送されます。「平成おじさん」として知られるようになって小渕官房長官は、その後第84代内閣総理大臣になっています。

 

ただ、安部首相の年頭記者会見を伝えるニュースではこのような表現が使われていました。

4月1日に改元政令を閣議決定して今の天皇陛下が公布され、新天皇即位と同時に改元すると説明した。

この表現を見ると「今の天皇陛下が発表するのかな?」と思ってしまう人もいるかと思います。ですが実際はそうではなくて、やはり今回も国民の前で発表するのは官房長官になるようです。

このまま順当にいけば、菅官房長官が新元号を記者会見で発表することになりそうです。

 

やっぱり新元号発表の際も平成の時と同様に「新元号が書かれた色紙」を菅官房長官が掲げることになるのでしょうか?

今から楽しみですね!

 

ちなみに今年2019年の4月1日は月曜日。発表が日中だったら、仕事中にテレビで発表を見る人が多くなりそうです。

新元号の決め方は?

新元号 候補 予想

やはり一番気になるのは「新元号は何か?」ということですが、その予想の前提となる「新元号の決め方」について紹介します。

新元号は「平成の年号改元の時の手続き」をふまえて決まります。そして手続きとは、昭和54年に成立した元号法です。

 

元号法に基づいた決め方を簡単にまとめておきます。

  1. まず、内閣総理大臣が新元号の案を数名の有識者に委任する
  2. そして、それぞれの有識者が2~5個の候補を提出
  3. 提出されたものを内閣官房長官が検討、整理して結果を内閣総理大臣に報告
  4. その後に、内閣官房長官、内閣法制局長官らによる会議で候補が絞り込まれる
  5. 全閣僚会議において協議され「改元の政令の決定」という形で決定

このような流れです。

 

ここから

  • さまざまな分野の有識者によって候補が出される
  • 内閣官房長官が新元号の決定には深く関わっている

ということがわかります。内閣官房長官が新元号を発表するのは納得です。

 

また、新元号を決める際の考え方として

  • 中国・朝鮮・ベトナム等の年号、その帝王・皇后・苗字等および宮殿や土地の名称と異なること
  • 国民の理想を象徴するのにふさわしいもの
  • 漢字2字
  • 書きやすく読みやすい
  • これまでに元号・おくり名として用いられていない
  • 俗用されていない

などがあります。

 

普段使われてないけど、平和な感じが誰でもイメージできる漢字2文字の言葉

といった感じでしょうか?

 

さらに

頭文字をローマ字に直した時に、直近の元号と頭文字がかぶらないのも暗黙の了解になるようです。

明治はM⇒大正はT⇒昭和はS⇒平成はH

のようなことですね。

 

「平成」は、元号法とこれらの考え方に基づいてはじめて決定された元号です。

最終候補としては

  • 海洋史学者の山本達郎さん案⇒平成(へいせい)
  • 古典中国学者の目加田誠さん案⇒修文(しゅうぶん)
  • 国語学者の宇野精一さん案⇒正化(せいか)

に絞られて、平成に決定しました。

修文と正化は頭文字がどちらもSなので、昭和のSとかぶっていますね。また海洋史学者という有識者の案も取り入れていることから、幅広い分野の専門家の意見から候補を決めているのがわかります。

新元号の有力候補の予想は?

元号法を含めた、ここまで紹介した基準に基づいて今回の新元号も決まるわけですが、SNSでも予想が過熱しているようです。

ソニー生命保険が行った全国アンケートによると

  • 1位:平和
  • 2位:和平
  • 3位:安久
  • 4位:未来
  • 5位:自由、新生

という予想結果になっています。

 

ここに先ほど紹介した「頭文字をローマ字に直した時に、直近の元号と頭文字がかぶらない」の法則を適用すると、「平和」や「新生」「未来」などは弾かれそうです。2位の「和平」や5位の「自由」などは普通に普段使われている、つまり俗用されている言葉なので、これらも予想としては外れそうです。

そう考えると、この中で良さそうなのは「安久」だけになりますね。

 

また別の方法として、これまで年号に繰り返し使われてきた言葉から予測する考え方もあります。

「永」「和」「安」「天」「元」などが繰り返し使われている。なので「安久なのでは?」と予想されているようです。

 

「安久」というのは平和が持続するという意味があります。平成は東日本大震災や、西日本豪雨などの天災が多い時代でした。「次の時代はずっと平穏が持続して欲しい」という意味がこもった「安久」という年号は、個人的はいい感じだと思います。

新元号になった後の祝日について

新元号 祝日

平成時代になっても、4月29日の昭和天皇誕生日は「昭和の日」という祝日として残りました。

新元号が施行される2019年の5月1日以降、「昭和の日」や今の天皇誕生日である12月23日は祝日のままでしょうか?

 

国民の祝日に関する法律(祝日法)では、天皇誕生日は「今上天皇(今の天皇)の誕生日を祝う日」とされて祝日になります。

2019年5月1日に新元号に改元されるので、今の天皇誕生日である12月23日は祝日ではなくなります。そして皇太子である徳仁親王の誕生日は2月23日ですから、今年の天皇誕生日はなくなって、来年の2月23日からが新しい天皇誕生日になります。

 

今年は天皇誕生日がなくなるので、1日休みを損した感じになりますね。

が、5月1日の皇太子さま即位の日が2019年に限り、祝日になることが決定しました。祝日法では、記念日にはさまれた平日は休日になると定められています。このため

  • 4月29日(昭和の日)と5月1日(皇太子さま即位の日)にはさまれた4月30日は祝日
  • 5月1日(皇太子さま即位の日)と5月3日(憲法記念日)にはさまれた5月2日は祝日

ということになり、4月28日(日曜)、29日、30日、5月1日~5日、6日(振替休日)までが休みという、超大型の10連休になったのです。

 

ちなみに、4月29日の昭和天皇の誕生日は、今は昭和の日として国民の休日になりました。

昭和時代、4月29日はゴールデンウィークの一角を構成する重要な日になりました。そこで国民への生活の影響を考慮して、平成時代になっても4月29日は祝日として特別に廃止されなかった事情があるようです。

ですので今後特別の事情がない限り、今の天皇誕生日である12月23日は祝日として復活はしないかもしれませんね。

 

まとめると

2019年5月1日の新元号以後

  • 2月23日は新しい天皇誕生日
  • 12月23日の今の天皇誕生日はなくなる
  • 2019年限定で4月28日~5月6日までは10連休

という祝日になります。

windowsなどの問題点は?

新元号 windows 問題

年号が変わる2019年は、平成30年であり新元号1年である特別な年になります。コンピューターの処理が複雑化してエラーが発生することも考えられます。

 

そこで、多くの人は2000年問題を思い出すのではないでしょうか?

2000年問題とは、それまで稼働していたプログラムが2000年を認識できずにさまざまなトラブルが起こった問題です。プログラムがメモリ節約のために、西暦の下2桁しか記録していないケースが多かったことが問題の原因でした。

元号が変わる2019年も同じような問題が発生する不安があります。

 

そうした不安から、新元号の公表日が変更になることが発表されました。元々新元号の公表日は4月11日が予定されていたのですが、4月1日に前倒しになったのです。

なぜかというと、日本企業の多くが導入しているマイクロソフト社のWindows。このPCのOSは、毎月第2水曜日に全世界統一でソフトの更新が行われています。

今年2019年では

  • 4月は10日
  • 5月は8日

が予定されています。

元々元号発表が予定されていた4月11日だと、新元号になった5月8日まで改修作業が行われないことになります。

こういう状況になると、例えば会計ソフトだけ先行して新元号に対応するように改修する必要が出てきます。費用は数億円が見込まれているため、トラブル回避の対策も含めて、新元号の発表が4月1日に前倒しになりました。

 

また、私の手元には「平成34年まで有効」と記載された運転免許証があります。こうした表記のままの運転免許などの身分証明書は問題ないのでしょうか?

結論を言うと、問題にはならないと予想されます。ややこしいですが、平成表示から西暦の判断がつかないというわけではありません。昭和の末期にも「昭和65年」などと記載された免許がありましたが、特に問題はありませんでした。更新日までそのまま保持で大丈夫です。

ちなみに今後こういう面倒な問題の発生防止策なのか、2019年3月から発行される免許証は、和暦から西暦に表記が統一されるようです。

改元後に今の天皇はどうなるの?

2019年4月30日に現天皇陛下は退位されて、皇太子さまが翌5月1日に新天皇に即位されて新元号になります。

では天皇陛下が退位された後には、どういった状況になるのでしょうか?

  • どこに住まわれるのか?
  • 今後私達の前にお出ましになることはあるのか?

など、気になります。もうお姿が見れなくなってしまうなら、ちょっと悲しいですよね。

 

退位に伴って、天皇陛下は「上皇(じょうこう)」、皇后さまは「上皇后(じょうこうごう)」という称号に就きます。現天皇が退位して上皇さまに就くのは、江戸時代1817年の光格天皇以来、約200年ぶりとのことです。

 

退位後のお住まいは、新天皇になる皇太子さまが皇居・御所に移動されて、「上皇」になった陛下は赤坂御用地内の東宮御所に住まわれる予定になっています。

ただ、東宮御所に移動になるまえに多少改修工事が入るようで、改修中は東京都港区内にある高輪皇族邸(旧高松宮邸)が仮住まいになるようです。

高輪にいる期間は、お二人がお忍びで周囲を散策することがあるのでは?と週刊誌に報じられているので、もしかしたらお目にかかる機会があるかもしれませんね。

 

園遊会など出席は新天皇陛下の公務になり「二重権威」の懸念から上皇、上皇后となった2人は出席しなくなると考えられています。ただ、天皇、皇后さま以外に他の皇族が参賀者に応える「新年一般参賀」だけは、上皇、上皇后さまのお出ましが検討されているとか。

お目にかかる機会が減るのは寂しいことですが、現天皇陛下は今年で85歳。今後は公務に忙殺されずに、健やかに美智子皇后さまと過ごしていただきたいですね。

新元号についての【まとめ】

ということで、長くなったので新元号についてもう一度まとめておきます。

  • 新元号の公布日(発表日)は4月1日
  • 施行日(実施日)は5月1日から
  • 発表するのは菅官房長になりそう
  • 新元号は未定だが「安久」などが予想されている
  • 改元後は12月23日は祝日ではなくなり、2月23日が新しい天皇誕生日で祝日になる
  • 2019年に限って5月1日が祝日になり、4月28日~5月6日までが10連休になる
  • 改元時にはPCのプログラムが原因でトラブルが発生する可能性がある
  • 改元後に現天皇陛下は上皇さまに就き、公務にはほとんど出席なさらない

となります。

 

平成はリーマンショックによる不況や東日本大震災のような大きな自然災害がありましたが、戦争がない平和な時代でした。次の元号の時代も平和が続くことを願いたいです。