まだまだ日中は暑い日が続きますが、夜にはだいぶ涼しくなってきました。

そんな夜に星空の観察はいかがでしょうか。

今年もペルセウス座流星群の季節がやってきます。

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ペルセウス座流星群とは

流れる星空

三大流星群


「流星群」という言葉、意外に耳にすることありませんか?

「流星群」なんて言葉を聞いたら、学校帰りや仕事帰り、ちらっと夜空を見上げて「見えないかな?」なんて期待してしまう人もひるのではないでしょうか。

活動が活発で、「三大流星群」のひとつといわれているのが、今回の「ペルセウス座流星群」です。

ちなみに、あとの2つは、1月4日頃に見られる「しぶんぎ座流星群」12月14日頃に見られる「ふたご座流星群」です。

では、流星群とはそもそも何なのでしょうか。


「流星群」という言葉を調べてみると、「同じ軌道上をそろって飛んでいる宇宙塵の流れを地球が横切った時、相対運動の前面にあたる地球の部分では集中的に流れ星が現れること」や「「1年のうちある決まった時期に、星座の中のあるの付近を中心として流れ星が呼ぶ現象」と書かれていたり、少し難しいです。

極端に簡単に言ってしまえば、流れ星がたくさん流れている状態、といったところでしょうか。

ペルセウス座流星群の歴史は深く、約2000年も前から観察されているようですが、実は知らなかった、という人も多い流星群です。

ここ数年観測条件は悪くなく、見ることもできていましたが、今年を逃してしまうと2年は観察条件が悪くなってしまうため、今年の観測をおすすめします。

いつ、どこで見れるのか

ペルセウス座流星群は、7月20日頃から8月20頃にかけて出現し、8月13日前後に「極大」をむかえます

「極大」というのは、、観察場所や時刻、月の条件などは考慮せず、流星群自体の活動が最も活発になること、またはその時期のことをいいます。

日本では8月13日(月)の10時に活動がピークをむかえます。

今年は11日(日)が「新月」で月が見えないため、観測には好条件になります。

ピークの時間帯や新月の状態から考えて、13日の未明から明け方にかけての観測がおすすめです。

これは12日の夜9時までは放射点とよばれる点(流星群に属する流星が放射状に飛び出してくるように見える、天球上の1点のこと)がまだ地平線に近い低い位置にあるためです。

夜9時過ぎから徐々に高度が上がり、明け方にむけてピークとなっていきますので、夜半から明るくなる4時くらいまでが観測のベストタイムとなりそうです。

この日時に観測できれば、1時間に40個ほどの流星を期待できそうです。

もし、その日の観測が難しいようであれば、その前後の日12日(日)か14日の(火)でも観測することは可能です。

天候によっても観測が左右されるかと思いますので、あきらめずにいてください。

東京でみるなら

できれば都内から観測したい、といった場合はできるだけビルなどの建物が密集していない場所がおすすめです。

夢の島公園

埋立地につくられた広大な敷地の公園です。

周囲には高いビルもなく、灯りも少ないため、星空を観測しやすいです。

石神井公園

都心からのアクセスがよく、自然豊かで街灯もゆくないため、星空観測にはおすすめな公園として有名です。

多少人は多くなるかもしれませんが、人が居たほうが少し安心して星空を楽しむことができるかもしれません。

砧公園

広い芝生の広場があり、都心に近いので空自体があまり暗くはなりませんが、星空の観測することができます。

武蔵野の森公園


少し都心からは離れてしまいますが、広い芝生も広がり、寝転がって観測もできます。

高尾山


都心からも電車で1時間ほどで行くことができ、登山道がきれいに整備されているので、登山初心者の人でも気軽に行くことが可能です。

東京の夜景をみることができますし、頂上付近の開けた場所では星空の観測をすることができます。

整備された登山道ですが、あくまで山道ですので、気を付けて登る必要があります。

奥多摩湖


都心からはかなり離れてしまいますが、その分明るさが減り、十分星空を楽しむことができます。

ただし、奥多摩周遊道は通行可能時間帯が決まっており、今の時期は8時~19時までなので、観測する場合は車中泊やキャンプをする必要があるので、それなりの準備が必要です。

大阪でみるなら

長居公園

アクセスもよく、電車でも車でも行くことが可能です。

長居駅からは徒歩でも5分程です。

ちょっと見てみようかな?という軽い気持ちでも行くことができてしまいます。

ちはや園地

行くまでは少し大変です。

直接車で行くことは出来ず、金剛山という山の麓にある駐車場に車を止めて、ロープウェイで向かわなければいけません。

しかし、アクセスは悪いですが、園内に「ちはや星と自然のミュージアム」もあるほど観測にはもってこいの場所で、たくさん星を見ることができるでしょう。

ミュージアムでは定期的に星の観測会なども行われており、8月12日(日)、14日(火)にも星空観察会があるようです。

箕輪公園

大阪市内から電車で30分ほどで、自然の多い公園です。

紅葉の名所としても有名で、大阪府営のため、きれいに整備もされています。

ただ専用の駐車場がないため、その点は少し不便に思う人もいるかもしれません。

 

今回は東京都と大阪府のおすすめ観察場所を記載しましたが、日本全国で観測は可能です。

観測時間帯や方角なども同じですので、どこにいても楽しめます。

場所はもちろん明るくない場所、明るい方と反対の空を見上げることがポイントです。

 

そして東京も大阪もどちらも気を付けて欲しいのが天候です。

8月12日(日)は東京も大阪も午後から雨の確立が高くなっていますので、観測は難しそうです。

8月13日(月)は東京は曇り、大阪は曇りときどき晴れの予報です。

おすすめ観測日なのですが、観測状況の良し悪しは天気に左右されてしまいそうです。

ちなみに8月14日(火)も雲がでる予報になってしまっています。

せっかく今年は条件がいいだけに残念です。

また日中晴れていても、急な雨や雷雨の可能性がありますので、急な天候の変化には十分ご注意ください。

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観察のポイントと注意点、用意するもの

東京の夜空

観察のポイント・注意点

月明かりと人工の明かりがない場所

星空の観測をする場合、月明かりが視界に入らないように工夫することが必要ですが、今年は前述の通り極大の時期に新月となるため、月明かりの心配はありません。

ですので、人口の灯りにだけ注意すれば大丈夫です。

街灯や街明かりなどの影響が比較的ない場所を選びます。

ただ、暗い場所では危険も多くなりますので注意してください。

見上げる方向

星座観測などの場合には正確な方向を見上げることが必要ですが、流星群の場合はそれほど方向を気にする必要はありません。

流星群は放射点とよばれる天球上の点を中心に放射状に流れるため、夜空のどこにでも現れます。

なので見上げる方向を気にする必要はありません。

どうしても方向が、、、と気になる方はペルセウス座の方角である北東方向を見るといいかもしれません。

天体望遠鏡は必要か

星を見る=天体望遠鏡や双眼鏡の用意、と思ってしまう人もいるかもしれませんが、流星群の観測では必要ありません。

そういった面でも流星群の観測は手軽に行えます。

天体望遠鏡や双眼鏡は確かに星を大きくみる見るには適したアイテムですが、その分視野が狭くなります。

流星群は流れる星を楽しむのが醍醐味ですので、視野が広くなるように肉眼での観測をおすすめします。

ポイントとしては、ぼーっと星空全体をみることです。

あまりに一生懸命みるぞ!と気合を入れすぎてしまうと、1点に集中してしまったり、あっちをみたり、こっちをみたりで逆に流星を見逃してしまう可能性があります。

広い視野で夜空を眺めるようにします。

またすぐにあきらめず、暗さに目が慣れる15分くらいは観測を続けます。

お盆休みや夏休みの人も多い時期かと思いますので、忙しい毎日の心のリセットのために、ぼーっと星空を眺める15分もいいかもしれません。

用意するもの

懐中電灯…必ず必要なものですが、意外に忘れてしまいがちです。携帯電話のライトがあっても、携帯の電池の減りは意外に早いので、灯りは別に用意します。

レジャーシート…寝転がって観測できます。長時間観測を予定する人は首も疲れず、ゆったり観測できます。

折りたたみチェア…寝転がってはちょっと、という人は椅子があるとゆったり楽しめます。

虫よけグッズ…灯りの少ないところは、虫が多い場所であることがあります。虫よけスプレーや虫よけのシール、虫よけのブレスレットなどで対策します。

防寒グッズ…観測に出かける時は暑いので必要ないと思うかもしれませんが、一晩中観測していると、肌寒く感じてくることもありますので、薄めの上着か大判のひざ掛けのようなもの用意していきます。

飲み物やお菓子など…咽喉が渇いたり、軽くお腹がすいたと思っても、観測場所からすぐ行ける所ににコンビニなどがないこともありますので、準備していきます。

カメラ…撮影するつもりはなかったのに、いざ観測場所にいってみたら、あまりの感動で撮影したくなった!なんてこともあるかもしれません。今は携帯電話の性能もよくなっているので撮影は可能ですが、せっかく性能のよいカメラを持っているなら、持っていってもいいかもしれません。ただ、暗い場所ですので、盗難・紛失にはくれぐれもご注意ください。

星座早見表…せっかくなら流星群の観測とあわせて星座の観測をしてみるのもいいかもしれません。もし星座観測も予定している方は、早見表とあわせて双眼鏡や天体望遠鏡も合わせてお持ちください。

キャンペーン・イベント情報

国立天文台「夏の夜、流れ星を数えよう 20018」

ペルセウス座流星群の活動にあわせて、11日(土)夜~14日(火)朝までの3晩の間に流星がいくつ見えたかを報告するキャンペーンを開催しています。

特設サイトでは「流星の見分け方」や「記録用紙」の無料ダウンロード観測前にやるべきことなどが書かれています。

観察期間と報告受付期間が決まっていますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

観察期間:2018年8月11日(土)~14日(火)朝

報告受付期間:2018年8月10日(金)正午~17日(金)午前10時

各地域や天文台などでは、観測会や説明会を行っているところもあるようです。

イベントによってはまだ受付ているところや、予約が不要なところもあるようなので、観測に不安がある方はそのようなイベントに参加して楽しむのもいいかもしれません。

まとめ

車の上から星空を眺める

最後にまとめておきます。

観測時期:7月20日~8月20日ごろ

極大の時期:8月13日(月)頃

おすすめ観測日:8月13日(月)未明から明け方まで

※ただし、その前後の12日(日)や14日(火)でも観測は可能

方角:どの方角でも見られるが、心配なら北東の空を観測

夏なので、ペルセウス座流星群の観測は、場の流星群観測よりは比較的手軽にできます。

よく幼い頃は「流れ星に願い事をすると叶う」という言葉を知り、必死に流れ星を探したり、せっかく流れ星をみたのに、願い事がいえなかった、なんて経験もある大人の方もいるかもしれません。

また昔から新月は月の満ち欠けのリズムに合わせて、約29日に一度、新しく月が生まれる日であり、このタイミングでお願いごとをすると、月の成長パワーが得られて叶う、と言われています。

この時期、夏のお盆や休みなどで比較的夜遅くまで起きていても仕事に影響がない人も多いのではないでしょうか。

2つのパワーがそろう今年のペルセウス流星群に期待を込め、童心に帰って観測してみるのもいいのではないでしょうか。

残念ながら世間一般にお盆と言われる時期にお仕事の方も、都心から近場のエリアで観測することも可能です。

お仕事帰りにふらっと観測に行ってみたり、デートの約束がある方などは流星群の観測にお誘いするのもいいかもしれません。

もちろん大人だけではなく、子どもにもこのペルセウス座流星群の観測はおすすめです。

夏休みで田舎に家族で帰省している子どもたちには、なかなか都会では味わうことができない忘れられない思い出になるかもしれません。

あわせて夏休みの自由研究にしてしまえば一石二鳥です。

ただ、観測は暗い場所が基本ですので、十分周囲に注意し、楽しく観測できるような準備だけは整えておでかけください。

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